阿武松に続く⁉ 落語「大の里」誕生の可能性は

江戸時代から庶民の娯楽として息づく落語。相撲を題材にしたネタはいくつもあるなかですが、将来は大の里が主人公の噺が生まれるのかもと期待したくなります。

古今亭志ん雀さん「新作の高座やなんかでね、そういう近世の人を扱ったりしている人もいますから。今後誰かがやって、さらに後輩が教えてくださいと言って、大の里の噺が受け継がれていけば、100年後200年後にそれが古典と言われるように、もしかしたらなっているかもしれないですね」

不世出の力士として語り継がれる第6代横綱・阿武松緑之助ですが、大の里が錦絵や落語のネタになるほどの大活躍をこれからの土俵で果たしていけるのか。

本人が口にする「唯一無二」の土俵を、ファンは期待したいところです。

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