3歳で原爆孤児に
爆心地に近い広島市の平和公園では過去最多となる120の国と地域が参列し犠牲者を追悼する平和記念式典が執り行われました。
爆心地から900メートルで被爆 飯田國彦さん
「原爆の死没者のご冥福を祈る、これはまず1番ですよ。それから平和を願う。平和は核兵器廃絶以外にない」

80年前の1945年8月6日午前8時15分、広島に原爆が落とされました。街は一瞬にして焦土と化し、その年のうちに14万人が死亡。
東広島市の被爆者、飯田國彦さん(83)は当時3歳。爆心地からわずか900メートルの母の実家で被爆しました。一緒にいた母と姉は原爆投下から1か月後に相次いで亡くなり、父も戦死。飯田さんは3歳で原爆孤児となりました。

飯田國彦さん
「私は広島・原爆爆心地近くの被爆者であり。母、姉、祖父母と死に別れて孤児となった」
