8月6日は「広島・原爆の日」です。

3日後の8月9日には長崎にも投下され、被爆者の中には親族を頼るなどして熊本に移り住んだ人も多くいました。

熊本市で熊本県原爆死没者慰霊式が行われました。

熊本に住む被爆者のうち、去年53人がこの世を去り、これまでに亡くなった県内の被爆者は2800人を超えています。

慰霊式では、被爆者が当時の状況を証言しました。

その1人が80年前、長崎で被爆し、熊本に移り住んだ浦田藤枝さんです。

15歳のときに長崎で被爆 浦田藤枝さん「焼けただれて顔もわからない人が上半身はだけて、助けて、助けてとみんな水を欲しがります」

今年は高校生も参列し、浦田さんたちの言葉に耳を傾けました。

参加した高校生「実際見たら本当に身動きもとれないと思うし、想像できないつらさだなと思いました」
参加した高校生「自分たちの身に置き換えてみて、より身近に感じることができました」

浦田さんは次の世代にあの日の記憶と平和の尊さを伝えています。