2日午前、青森県つがる市富萢町の牛舎で、男性が血を流して倒れているのが発見されました。男性は当初「牛に頭突きされた」と話していましたが、その後容体が急変して、病院で死亡が確認されました。

2日午前9時半過ぎ、つがる市富萢町の牛舎で「牛舎内で顔から出血した男性が倒れている」と関係者から消防に通報がありました。

消防や警察によりますと、倒れていたのは60代の男性で救急隊が駆け付け際に「牛に頭突きされた」と説明していたということです。

その後、病院に向かっている最中に男性は意識を失い、その後、病院で死亡が確認されました。

地元の畜産組合によりますと、5棟の牛舎には500~600頭が飼われていて、黒毛和種とホルスタイン種を掛け合わせた交雑種が中心だと見られています。

地元の畜産組合の関係者
「じゃれてくるときもあるし、攻撃してくるときもあるので、そこは気をつけないと危ない。後ろから来られれば全くわからないですし、(牛舎の)中にいっぱい牛がいるので、その中にいれば特にそう。牧場であれば逃げられる場所もあるが…」

県では、2020年度を最後に畜産関係の作業事故は確認されていませんが、畜産業では、軽微なけがをすることは頻繁にあるということです。

警察は、事故が起きた原因と経緯を調べています。