石川県加賀市の北陸自動車道片山津IC近くで4日夜、防風林が燃える火事がありました。火は広範囲に燃え広がり、発生から半日経った5日朝にようやく消し止められました。けが人はいないということです。

4日午後8時すぎ、加賀市伊切町で「海側に火が見える」と、高速道路を運転中の人から消防に通報がありました。
消防によりますと、消防車25台が出動し、4日午後10時の時点で防風林や下草など5ヘクタールが焼けたということです。

近くに住む男性は「火が大きくてびっくりした。気づいた頃にはこんなに大きくなっていた。怖いです」と話していました。
火は4日夜に勢いが弱まりましたが、発生から半日経った午前8時半前に完全に消し止められました。けが人はいないということで、建物への被害については調査中です。

火事の影響で近くを通る北陸自動車道は加賀ICと小松ICの間の上下線と、高速道路に並行する県道も通行止めが続いていましたが、5日午前9時15分に解除されました。
現場は片山津温泉から北におよそ2キロの海岸近くで田畑が広がる地域で、警察と消防が火事の原因を詳しく調べています。