能登半島地震の被災地を支援する「産学官石川復興プロジェクト会議」が開かれ、加賀藩前田家の古文書や工芸品を収蔵する東京・駒場の尊経閣文庫(そんけいかくぶんこ)誘致に向けて、県民全体の機運を高めていくことで一致しました。

金沢市内で行われた会議では、組織を構成する北國新聞社、北國フィナンシャルホールディングス、北陸電力、大学コンソーシアム石川、県の代表が参加しました。

北國新聞社名誉会長で北陸放送の飛田秀一会長は、尊経閣文庫を石川県に誘致し、創造的復興の力にすべきと提言。これに対し、馳浩知事は文庫の価値を県民に分かりやすく伝え、機運を高めるための講演会を開く方針を示しました。

会議ではプロジェクトを周知するために、全国公募したシンボルマークとキャッチフレーズが公開されたほか、能登駅伝や輪島塗支援、被災地での震災学習などの進捗状況も報告されました。