津波警報への引き上げはマグニチュード再評価が理由

加藤沙知アナウンサー
今回ですが、当初は津波注意報だけだったのですが、途中から北海道から近畿地方にかけて、津波警報に引き上げられました。
これにはどういった理由があるんでしょうか?


九州大学 杉山高志准教授(防災心理学)
測定されたマグニチュードの値が変わったことが大きな原因です。
最初、8時37分時点にマグニチュード8だったのは、気象庁が出した「速報値」でした。
「速報値」というのは文字通り早く出る情報ではありますけれども、多くの誤差を含んでおります。
その後、1時間ほどして、米国の地質調査所というところが、マグニチュード8.7という情報を出したことを踏まえて、気象庁がマグニチュードの値を引き上げました。
それに伴って、津波注意報から津波警報へと引き上げられたということです。