ウクライナ側防空システム「Sー300」迎撃は百発百中ではない

ーーウクライナ側のロシア製防空システム「S300」が制御不能になって着弾してしまったのではないかということです。S300の迎撃成功率は決して低くはなく、かなり高性能である。だから、ロシアは制空権を取れていないという現実もあります。ただし、百発百中ではない。ウクライナ軍のツイッターによりますと、約90発のミサイルが飛んできたが70発を迎撃した。S300システムが今回は機能しなかったのでしょうか?
「おそらくこの日100発以上のミサイルが飛んできています。そこのS300の拠点からは半径100km、150km範囲ですが多数飛んできた場合、多数を一緒に発射しなきゃいけないということが起きてそういう場合に制御不能になった可能性があると思います」
ーーこれは迎撃失敗して弾がポーランドに落ちたのかそれとも迎撃して、その破片がミサイルが落ちてきたのかその辺りはどうなんでしょうか?
「おそらく着弾地点に大きなクレーター地面に穴が開いていましたので、おそらくそのまま着弾して爆発したんだと思います。事案発生直後にゼレンスキー大統領が『ロシアだ』と断言するようなことを言ったのは少し勇み足だったと思います。ただその後情報が入ってきていますので、多少最終的な結論を待とうという態度は変わってきてますね。しかしゼレンスキーさんの話によると、要は空軍から自分のもとには自分たちのものだとは確認されていないという情報だということでそれを信じるしかないという状況ですね。なのでおそらく現場の部隊もですね、制御不能でどっかに行ってしまったんだとは思うんですが、それがポーランドに行ったという確認が取れてない可能性があると思います」