11月15日にポーランドの農村部でミサイルが着弾し2人が死亡しました。ミサイルはウクライナの迎撃弾だった可能性が高まっていますが、軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏は「アメリカはミサイル発射時点で早期警戒機やレーダーでウクライナの迎撃弾だと把握していたはず」といいます。

ポーランド着弾のミサイル「アメリカは着弾時点で確信か…」



ーーポーランドに着弾したミサイルについて、アメリカのバイデン大統領は「ロシアから発射されたとは考えにくい」と話しています。黒井さんはどのようにみていますか?
「ロシア側から発射された可能性は低いと思います。アメリカはミサイルの軌道、上空空域をですね、監視していますので事案が発生した時点でおそらくわかっていたと思います。ポーランドはもちろん国境付近にレーダーはありますし、NATOや米軍はドイツを基地にして空飛ぶレーダーとして早期警戒機を常に国境エリアで監視していますのでかなり正確にわかったと思います」

ーーアメリカのバイデン大統領はいち早くコメントを出しました。後出しにすると具合が悪いということでしょうか?
「アメリカの大統領に事案発生直後、そういった情報が入っているはずで今隠しても後々わかることですので、断定はしないという形で配慮してますけれどもある程度情報を出したということだと思います」