■津波は小さくても危険
到着する津波の予想が仮に0.3メートルだった場合、「0.3mの津波でも危険なの?」そう考える人も少なくないはず。しかし、危険だといいます。
津波は海底から海面までの海水全体が動くエネルギーの大きな波であり、風が吹くことによって海面付近の海水が動く現象である「波浪」いわゆる”波”とは大きく異なります。
津波が高くなってくると、それにつれて海水全体の動きも大きくなり、高さ0.2~0.3m程度の津波も人は速い流れに巻き込まれてしまうおそれがあり大変危険です。
海面全体が持ち上がり襲ってくると想像するとどうでしょうか。たとえ数十センチでも、とてつもない脅威でしょう。
気象庁は0.2m以上の津波が予想された場合は津波注意報を発表します。津波注意報が発表されたら海から上がって速やかに海岸から離れてください。
