総理”退陣要求”も続投に意欲 懇談会”4時間超”の長丁場

当初は2時間程度の予定だった懇談会。しかし、予定を大幅に延長し、午後8時ごろまで続きました。

出席者によると、会場では退陣を求める声が相次いだといいます。

青山繁晴 参議院議員
「(懇談会の場で)38人の多数派の人が、総理の即時の辞任を求めたのは、民意に逆らってこのまま政権を継続されると、何のけじめもつけられない自由民主党にさらに陥ってしまうから」

――2時間の予定が4時間半になったときの雰囲気は?

青山繁晴 参議院議員

「悪くないですよ。明日の朝までやったっておかしくない。これに耐えられないような執行部や総理総裁では、そもそもつとまりませんから。これは当然のことだ」

鈴木貴子 衆議院議員
「組織の長として、総裁初め執行部の皆様方にはけじめをつけていただきたい」

西田昌司 参議院議員
「フルスペックの総裁選で党員投票をやっていくというのが、政策の変化のためには必要だ。自民党の総裁として、日本人の美学をしっかり見せていただきたい」

中曽根康隆 青年局長
「いつけじめをつけるか早く示していただきたい。けじめをつける時期を示していただければ、こういった進退の議論は意味がなくなるわけで、次の『党を改革していくか』という話に挙党体制で挑んでいける」

一方で、続投を支持する意見も。

船田元 衆議院議員
「私は続投を支持するという発言しました。自民党のこれまでのいくつかの負の遺産というのがあり、それにさいなまれながら、ここまで自民党しっかりともってきてくれた」

懇談会のなかで、森山幹事長は参院選を総括する報告書を8月中を目途にとりまとめる考えを示したうえで、自身の責任についても言及しました。

森山裕 幹事長
「報告書がまとまった段階において、幹事長としての自らの責任については明らかにしてまいりたいと思います」

懇談会を終えた28日夜、取材に応じた石破総理。

石破総理
「私心なく、いろんなご意見をいただいたということをよく踏まえて適切に判断をしてまいりたい」

――懇談会を経て続投の意思に変わりはない?

石破総理
「ございません。果たすべき責任を果たしていきたいということでございます」