防衛省は、中国海軍の「ダカイ級潜水艦救難艦」が、長崎県の五島列島付近を航行していることを初めて確認したと発表しました。

発表によりますと、「ダカイ級潜水艦救難艦」はきのう(24日)正午ごろ、五島列島の西およそ330キロメートルの海域で確認され、きょう(25日)は対馬海峡を北東に進み、日本海へ向けて航行したということです。

海上自衛隊はP-1哨戒機で警戒監視を行い、現時点で日本の領海内での航行は確認されていないということですが、航行の目的は分かっていません。

中国海軍の艦艇による対馬海峡周辺での活動が公表されたのは今年4回目ですが、「ダカイ級潜水艦救難艦」の航行が確認されたのは初めてです。