全く読めない「ポスト石破」
―――“ポスト石破”は全く読めない?
(武田一顕氏)「全く読めないです。こんな混乱しているときに誰が火中の栗を…って思うじゃないですか。自民党総裁になったからといって、衆議院で少数与党なので、総理大臣になれるかもわからない」
「ただし、政治家というのは非常に変わった人たちで、こんなに混乱してるからこそ俺なら私なら何とかできるんだと思う人たちでもあるんですよ。おそらく前回の総裁選候補者の中で調整が進むと思いますけども、必ず自分ならこの混乱を収集できるんだと思う人が出てくることは間違いありません」
また、武田氏は「野党とうまく話し合える人材」をポイントに挙げました。
―――ジャーナリストの立岩陽一郎さんに聞きますが、転換期になることは間違いない?
(立岩陽一郎氏)「なぜこの人たちが俺だ私だと言ってるかというと、自民党を強くしたいから。良い悪い別として、自民党が選挙で55年体制のような一強状態を作りたいために、石破総理じゃ駄目だと言ってるわけです。日本が本当にいろいろな意味で制度が劣化してるのに、なぜこんなコップの中の争いをしてるんですかというところにみんな怒っているわけです。絶対失ってはいけないのは、自民党がどうなるかを議論するのではなくて、日本がどうなるかを議論する。その視点を絶対失ってはいけないと思います」
(武田一顕氏)「メディアの情報は玉石混交でいろんな情報が出てくるのが一番良い。ここは自民党寄り、ここは反自民党とか、そういう中で読者や視聴者が判断するというのが本当は一番健全な姿だと私は思います」