エレベーターに要注意?
一方で、家に蚊を入れない対策としてはどんな方法があるのか。
「まず玄関や窓を開け放しにしないことが重要です。蚊は換気口、網戸やドアの隙間など、わずかな隙間からも侵入するため、網戸の隙間は隙間テープなどで適切に塞ぐとよいでしょう」
マンションの高層階でも蚊に刺される場合もあります。蚊はどの高さまで飛べるのでしょうか。
「蚊の種類にもよりますが、地上15m付近(ビルの3階程度の高さ)までは飛行できるといわれています。マンションでも、人間の汗や体温を感知し、人間や荷物と一緒にエレベーターに乗って侵入し、マンションの高層階でも刺される可能性があります。高層階だからといって蚊に刺されないとは限りません」

ベランダに置かれたバケツの水など、わずかな水たまりでも蚊の発生源となることがあるといいます。水たまりのほか、空き缶や植木鉢の受け皿に水が残っている場合も発生源となり得るため、ベランダも定期的に清掃し、蚊の幼虫が発生しないよう気を付けることが肝要とのことです。