参院選で最大の争点に上がっていた物価高への対策について。与党は「現金給付」、野党側は「消費税の減税」を掲げていましたが、与党の大敗によって、こうした公約が両方とも「実現しない」可能性も出てきました。

“石破おろし”加速 村上総務大臣は擁護で涙

“与党惨敗”を喫した参議院選挙後、初の閣議。その後の会見で村上総務大臣は、石破総理を庇う思いが溢れ出ました。

村上誠一郎 総務大臣
「(石破総理を)横で見ていてね、本当にね、大変だなと思いました。選挙の結果がこうなるとね、皆さんの不満は本当によく分かる。だけど今までのいろんな負の遺産を背負いながらここまでやってきたことに対してはね、私は石破さんだからここまでやってこれたと心底思っているので」

一方、小泉農水大臣からは..

小泉進次郎農水大臣
「『比較第一党』という表現を総理も幹事長もされてますけども、私はむしろそこに胸を張るのではなくて、目標としていた50(議席)、この過半数を達成しなければいけないという目標を達成できなかったことを重く受け止めるべきだ」

21日、正式に続投を表明した石破総理ですが、自民党内で“石破おろし”の動きが加速しています。

22日に開かれた自民党・石川県連の会合。出席した議員は…

自民党 佐々木紀 衆院議員
「石破総理が続投を表明されたんだけれども、私はやはり(総理は)辞任をして、党員に信を問うべきだと。総裁選をすべきではないかと(意見を述べた)」

SNS上でも自民党議員から…

自民党 山田宏 参院議員のXより
「選挙大敗の責任を総理が速やかに取ることが先だ」

自民党 鈴木英敬 衆院議員のXより
「投票した国民を軽視するということと同じではないか」