23日から青森県で初めての全国知事会議がはじまります。この中で、青森県の宮下宗一郎 知事は、子育てや核燃料サイクルなどについて提言をすることになっています。

全国知事会議は年に2回、定例会が行われ、夏の会議は各都道府県の持ち回りで開催し、国の施策や予算について提案や要望を話し合います。

青森県では初めての開催となり、23日以降の会議で宮下知事が「子育て」や「年金問題」、「核燃料サイクル」などについて提言する予定です。

23日の会合を前に、22日は青森市で理事会が開かれました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「参院選が終了し、国政が一気に流動化・不安定化するなかでの知事会議。地方ならではの論点があると思うので、今回、青森のなかで花咲くことに大いに期待している」

全国知事会議は24日まで開かれ、最終日には「青森宣言」として提言が取りまとめられます。

会合前には各県の知事らが青森市の観光施設を視察

全国知事会議の会合を前に集まった各県の知事らが、青森市の観光施設を視察しました。

宮下知事は、宮城県の村井嘉浩 知事や愛知県の大村秀章 知事らと県立美術館を訪れ、平田オリザ 館長から、シンボルの「あおもり犬」や所蔵する棟方志功の作品について説明を受けていました。

また、縄文時代の大規模な集落跡が見つかった「三内丸山遺跡」も訪れました。

元々は球場を設置する予定だったことについて説明があり、各県の知事が関心を示していました。