A(尾辻朋実さん):
直接給付の形での戸別所得補償制度を今すぐやらなければ、農家の皆さんの知恵が途絶えてしまいます。継承し、繋いでいかなければならない知恵がありますから、これはかなり急がなければいけない、今すぐに取り組むべき課題だと考えています。

Q(岡田キャスター):
県内を回る中で、まさに「虫の目」で見て、感じられたことがたくさんあったのではないでしょうか。
A(尾辻朋実さん):
はい。今回は無所属という形で草の根で活動してきました。その分、お一人お一人の皆さんから直接お声を聞けた、いい選挙だったと思っています。その中で「大変だ」という声がかなり多かったので、急がなければいけないと改めて感じています。

Q(岡田キャスター):
国会では無所属で活動されるとのことですが、様々な課題の採決の場で、どのような思いを貫いていきたいですか?
A(尾辻朋実さん):
参議院が貴族院から変わった時の最初の最大会派は、無所属の会派である緑風会(※1)でした。本来の参議院のあり方ということも含め、まだまだ若輩者の私が口にしづらいことではありますが、夢は大きく持ち続けたいと思っています。
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注(※1)緑風会(りょくふうかい):戦後の参議院で、特定の政党に属さない議員を中心に結成された院内会派。一時期、最大会派として国政に大きな影響力を持った。