台風6号はフィリピンの東を北西に進んでおり、今後数日間で南シナ海を通過してトンキン湾に達する見込みです。現在の進行速度は時速約25キロで、中心気圧は992ヘクトパスカルとなっています。

現在の台風の状況:中心付近では強風域が広がる

18日15時時点で、台風6号はフィリピンの東(北緯18度35分、東経123度00分)に位置しています。中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルに達しており、中心の東側560キロ以内と西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

進路予想:南シナ海を経てトンキン湾へ

台風6号は今後、バシー海峡を通過して南シナ海へと進む見込みです。19日3時にはバシー海峡付近に達し、その後も北西進を続けると予想されています。19日15時には南シナ海の北緯20度20分、東経119度05分付近に達する見込みで、中心気圧は985ヘクトパスカルまで低下し、勢力をやや強めると予測されています。

48時間後の予想:勢力を維持しながら南シナ海を北西進

20日15時には、台風6号は南シナ海の北緯21度55分、東経113度55分付近に達する見込みです。この時点での中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されており、依然として強い勢力を保ったまま北西に進む見通しです。

72時間後の予想:トンキン湾で勢力が最大に

21日15時には、台風6号はトンキン湾(北緯21度10分、東経109度10分付近)に到達する見込みです。この時点での中心気圧は975ヘクトパスカルにまで低下し、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルに強まると予想されています。予報円の中心から半径390キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

日本への直接的影響は限定的

現在の予想進路では、台風6号が日本列島に直接接近する可能性は低いと考えられます。しかし、台風の進路や強度には変化の可能性があるため、船舶の運航や沿岸地域では特に注意が必要です。日本への直接的な影響は現時点では限定的と考えられますが、間接的な影響の可能性もあるため、今後の台風情報に十分注意してください。