石川県輪島市と長野市の小学生たちが16日、防災への理解を深めるためオンライン授業で交流しました。長野市の児童が能登半島地震について調査し、災害への備えなどをまとめた新聞が、コンクールで入賞したことがきっかけでした。

オンライン授業に参加したのは、輪島市内6つの小学校の児童たちが通う「輪島市仮設6(かせつろく)小学校」と、長野市の川中島小学校の6年生です。
そのきっかけを作ったのは、川中島小学校の吉越彩詠さん。

2024年の夏休みに能登半島地震の被害状況やその後の対応について輪島市の防災対策課を取材し、自分たちに何ができるかや、いつ、どこで起きるかわからない災害の備えなどについて新聞を作成しました。
その記事は長野県内の新聞コンクールで入賞し、多くの人たちに防災について考えるきっかけとなりました。

川中島小学校の児童「地震が起きた時どのような気持ちでしたか?また一番怖いと思ったことは何ですか?」
交流会では、川中島小学校の児童たちから当時の状況やこれまでの学校生活のこと、遠く離れた長野市から自分たちができることは何かなど、質問が相次ぎました。
輪島市の児童「建物が壊れそうで怖かったです。地鳴りのような大きな音も怖かったです」
吉越彩詠さん「長野県にいる私たちにどの様なことをしてほしいと思いますか?」輪島市の児童「是非遊びに来てほしいと思います。色々な輪島のことを知ってほしいです。川中島小学校の皆さんの様に輪島のことを思ったり、調べたりしてくれる人が多くなることを願っています」