埼玉県・戸田市のごみ処理施設の火災から4日。付近の住民はきょうもごみが出せませんでした。“夏の暑い時期に収集されないごみ”。街は今どうなっているのか取材しました。

ごみ処理施設火災 各地で相次ぐ

井上貴博キャスター:
埼玉県戸田市のごみ処理施設で火事があった影響で、戸田市と蕨市の全域でごみの収集が停止しています。

この火事は7月12日、戸田市の「蕨戸田衛生センター」のごみ処理施設で起きたもので、ごみを運ぶベルトコンベアから出火したとみられていて、14日~16日までごみの収集が一時停止しました。

収集できないごみが溜まり、住民からは困惑の声があがっています。このような場合、近隣の自治体にごみの収集を協力してもらうこともできるのですが、実は戸田市、蕨市の隣に位置する川口市のごみ処理施設でも1月に火災が発生し、現在も修繕工事中で、近隣の自治体などで処理をしてもらっている状況で、費用は約70億円にものぼっているというのです。

川口市のごみ処理施設の火災の原因はまだ特定されておらず、8月にようやく現地調査が始まり、9月~10月にゴミ処理を再開できるかどうかという状況だということです。

なお、戸田市と蕨市のごみについては近隣自治体と調整し、17日から回収を再開するということです。