被爆80年の「原爆の日」が近づいています。平和記念式典が開かれる広島市の平和公園では、16日から会場の準備が始まりました。
平和公園では中央参道を通行止めにして、参列者用の大型テントの設営が始まりました。28日までにあわせて64張り設置します。

広島市民
「ああ、この時期が来たなと感じます。午前8時15分に鐘が鳴って皆で黙とうしている姿を見ると、広島県民はいつまでたってもこの日のことを忘れないんだなといつも思う」
滋賀から
「僕らは実際に原爆に遭った訳ではないので語ることは難しいけれど、こういうところに足を運ぶことでちょっとでも風化しないようにできたらと」

広島市はことしの式典で、各国を「招待」する方法から、全ての国と地域に「通知」を送る方法に変更し、参列国は過去最多の124の国と地域になりました。
イスラエルやパレスチナ、イランの大使も参列する予定です。
またことしも平和公園全体で入場規制が行われ、手荷物検査などがあります。去年は長時間の入場待ちが発生したため、ことしは被爆者らの「優先入口」が設けられます。
