比例代表ってどうやって決まるの?

今回、50議席を決める「比例代表」は、政党ごとの票の数に応じて議席の数が決まります。

大まかなに説明すると・・・
もし50議席に対して、投じられた比例代表の票が100票で
A政党が50票
B政党が26票
C政党が18票
D政党が6票 だった場合

50議席を得票に「比例」させて割り振るので、
A政党は25議席
B政党は13議席
C政党は9議席
D政党は3議席
となります。

なお、参議院の比例代表は、「非拘束名簿式」と呼ばれています。「非拘束」とは「拘束しない」と意味ですが、これは原則として、当選させたい候補者の順番を政党側が決めないという方式です。

もう少し詳しく説明します。
比例代表で投票する時は、「候補者の名前」か「政党名」のどちらかを投票用紙に書きます。

政党に集まった票の数は、候補者の名前が書かれた票と政党名の票を足したものになりますが、原則として、その中でどの候補が当選するかは、候補者の名前が書かれた票が多い順に決まります。

つまりA政党の比例代表の当選者が25人だった場合、
候補者中で
「RKK花子」と書かれた票が25番目に多く、
「RKK太郎」と書かれた票が26番目だった場合は、
RKK花子候補は当選、RKK太郎候補は落選、となります。

ただ、一部で「例外」もあります。
それが「特定枠」です。「特定枠」を設けるか設けないかは政党に任せられていますが、設ける場合は、その枠の候補から優先的に当選者が決まります

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