南九州市と鹿児島市が本社のトヨタPC鹿児島ホールディングスが、予約型の乗合送迎サービスの実証実験を始めることになり、連携協定を締結しました。
南九州市役所の知覧庁舎で行われた連携協定の締結式には、南九州市・塗木弘幸市長とトヨタカローラ鹿児島と鹿児島トヨペットを運営するトヨタPC鹿児島ホールディングス・中村博之社長が出席し、協定書に調印しました。

実証実験の「チョイソコひまわり」事業は、予約に応じて運行ルートや時刻を柔軟に変更するオンデマンドサービスで、知覧、川辺、頴娃の3つの地区で1台ずつ車両を走らせます。
運転免許証を自主返納した高齢者の移動手段を確保するほか、ドライバー不足解消など地域交通の利便性を高める狙いがあります。
利用者は、乗車希望の1時間前までに電話やスマートフォンのアプリで予約し、AIが効率的な運行をドライバーに促します。
(南九州市 塗木弘幸市長)「目的場所まで自分が行きたい、買い物や病院行きたい、現場まで連れて行っていただくということになるのでたいへん便利になると思っている」
(トヨタPC鹿児島ホールディングス 中村博之社長)「実証実験からスタートしますが、市民の皆様にしっかり利用してもらえるよう努めていきたい」
実証実験では、今年10月から12月まで無料で利用でき、来年1月に有料に切り替え、2月から本格的な運行を目指します。