熱戦が続く高校野球についてです。
夏の青森県大会5日目の15日は、3球場で「二回戦」8試合が行われました。八戸市では、下山学園の関が人生初の「グランドスラム」で八戸商業を下しました。

下山学園は、4年ぶりの単独出場となった八戸商業を相手に2回でした。5番・成田のタイムリーなどで3点を先制すると、1アウト満塁のチャンスで2番・関!

内角高めのストレートをフルスイング!人生初の「満塁ホームラン」で、突き放します。

その後も得点を積み重ねた下山学園が13対0のコールド勝ち。2年連続の3回戦進出です。

下山学園 関貴城 選手(2年)
「初めての満塁のチャンスで打てたので、めちゃくちゃ興奮した」

一方、敗れた八戸商業は、2024年の秋まで2年生3人で活動。部員集めからはじまった夏は、1年生4人と3年生の助っ人とともに10人でかけぬけました。

ライトで出場した3年生の鵜川海成 選手は現在、コンピューター部に所属。競技歴は小学生の時の半年間以来というなか、4回に右中間をおそう打球をナイスキャッチ。気迫をみせました。

八戸商業・コンピューター部 鵜川海成 選手
「難しいフライをとれたのは良かったんですけれども、バッティングは悔しい場面があったので、どっこいどっこいかなと」

悲願の単独出場を果たした2年生の荒谷キャプテン。この夏の経験を来年に活かします。

八戸商業 荒谷勇希 主将
「3年生たちは野球をやるのが何年ぶりという人が多いなか、良いプレーもたくさんあって感謝しかないです。来年はしっかり練習して、一戦必勝を目指していきたい」

15日の、このほかの試合結果です。

県営球場では、2024年ベスト8の弘前東が勝利、第2試合では三沢が3年ぶりに3回戦に駒を進めました。

弘前市「はるか夢球場」では、青森南と東奥義塾がコールド勝ち。第3試合は開会式で選手宣誓を務めた大湊の飛内樹人 選手が決勝タイムリーを放ち、勝利に貢献しました。

八戸市の長根球場では、お伝えした下山学園に加え、弘前南も勝利。第3試合では、今大会初の延長戦の末、八戸がタイブレークを制しました。

大会は16日は休養日、17日はベスト8をかけて県内3球場で3回戦が行われます。