■AIが、竹花先生の「声」を復活させた!

作品のナレーション:
「もう自分の声で話すことができない。そう思っていた竹花先生が出会ったのが『コエフォント』でした。コエフォントとは、インターネットを通じてサーバーに自分の声を登録すると、その声をAIが学習してサンプリングデータとして、人間の話す声に近づけます。そしてコンピュータやスマホで打ち込んだ文章を、本人の声で読み上げてくれるサービスです」

「このサービスを竹花先生に紹介してくれたのは、数学科の笠原好修先生でした」

コンピューターのプログラミングが得意で、授業などにも活用しているという笠原先生。数年前から音声読み上げソフトの「コエフォント」に関心を寄せていました。

笠原好修先生:
「テキストを音声に変換するのに、自分の声のデータを使えるという時代が数年前に来ていて、すごい技術があるなと思ったので、ちょっと竹花先生に声を残してみませんか?という提案をした」


提案を受けた竹花先生は、自分の声を残すため、およそ100もの文章を読み上げ、声の登録を行いました。