大分県内の半導体産業の活性化に向けた会議が大分市で開かれ、熊本のTSMCの進出を契機に、人材確保や競争力の強化に取り組んでいくことを確認しました。

「県LSIクラスター形成推進会議」は、県内の半導体産業の活性化に向けて産学官の連携を推進しようと2005年に設立されました。

14日は大分市で今年度の総会が開かれ、県内外から半導体関連企業の関係者220人が出席しました。会では川越洋規会長がアメリカの関税や不安定な国際情勢に触れ「半導体市場は厳しい状況にある」と危機感を述べました。

一方で、台湾の半導体製造企業TSMCの熊本進出を契機に人材確保や競争力を強化して九州の存在感を高めていくことを確認しました。県は半導体産業の活性化をサポートするためインフラ整備や企業誘致に積極的に取り組みたいとしています。