バレーボール、ネーションズリーグの男子大会は、16日から予選ラウンド第3週・日本ラウンド(千葉)が開幕。日本ラウンドからは日本代表の主将でエースの石川祐希(29)が合流する。日本は第2週を終え5勝3敗の18チーム中4位。3大会連続のメダル獲得へ、石川がインタビューに応じ意気込みを語った。
世界最高峰のイタリア・セリエAで過ごした10年
世界最高峰のリーグ、イタリア・セリエAで10年目のシーズンを終え、予選ラウンド最終週から日本代表に合流する石川。今季は強豪ペルージャに移籍しレギュラーシーズン2位、欧州チャンピオンズリーグではチーム史上初の優勝に大きく貢献した。
Q.イタリア10年目のシーズンを振り返って。
石川祐希:今までで一番充実していた。トップチームなので、そこで過ごしたワンシーズンは、どこのチームよりも内容の濃い充実したシーズンになったと思います。
Q.ペルージャでの1年目を終えて。
石川:移籍して初めての「スーパーコッパ」という大会で優勝してMVPを取れたのは、スタートとしては良かったと思います。その間でコッパイタリアだったり、プレーオフでは準決勝で敗退になってしまった。でも、ああいう場面を経験できたのは、僕にとってはすごくプラスだったと思います。最後のチャンピオンズリーグでは2試合とも活躍して、優勝できたのは良かったと思っています。決勝では、もうちょっとできたなっていうプレーもあったので、もっと強くなれるって改めて感じました。来季に向けてもいいメンタル、いいマインドで臨めると思うので、しっかり結果を求めて戦っていきたいと思います。
Q. 日本人男子初の欧州チャンピオンズリーグ優勝。
石川:単純に嬉しかったですし、チャンピオンズリーグを優勝できたことは誇りなので、記憶にも記録にも残ることだと思います。初めて何かを成し遂げるってことは、その後誰もそこに関しては超えることができない。日本人選手が3連覇、4連覇、5連覇、10連覇しようとも、一番最初に勝ったのは僕っていうのは変わらないので、価値のある勝利だったと思います。
Q.イタリア10年目で成長したところ。
石川:監督からの技術指導は多かったので(※セリエA ペルージャのアンジェロ ロレンツェッティ監督)、技術的にも、よりスパイク、サーブ、レセプションに関しては成長したと思っています。