髙橋藍、石川祐希の“クセ”明かす
御手洗アナ:髙橋選手から見て、石川選手の気になったプレーとか印象に残ってるプレーはありますか。
髙橋:印象に残ったのは・・・足をつっているのは覚えてますね(笑)(一同:笑)チャンピオンズリーグで足つったのは覚えてますね。キタキタキタキタキタって。祐希さん得意のね。
御手洗アナ:結構つるんですか?
石川:代表ではあまりつらないですけどね。 代表ではパリの時のドイツ戦くらいですかね。 オリンピックでめちゃくちゃ歩いたのでね。
髙橋:(笑)選手村はすごく歩くんですよ。
石川:選手村もそうですけど、開会式の前日にバスとか使えなくて歩いて移動しないといけなくて。
髙橋:(笑)あれやばかったですね。

石川:歩いて往復30分、40分くらいかかる。試合前日に。なので多分それが原因だと思います。(一同:笑)基本的には代表の時にはつらないんですよね。でも、クラブの時は結構、つったりしてるんで、原因は分からず。 チームと相談しながら、今ちょうどそういうところも話し合っているんですけど、わりとつることは多いです。
御手洗アナ:そうなんですね。よく使ってしまったからとかでもなく、何か違いがある?
石川:食べ物なのか疲労なのか・・・っていうのはまだ見つけられてないですね。
髙橋:プレーでは、やっぱり石川選手のすごいところは決定力だと思っているんで、スパイクに関しては、3枚ブロックでも得点、バレーIQが高いっていうのが見てても思ってて。無理な体勢でもあえて打ちに行ったりとか、無理な体勢だからこそするプレーみたいなのはあったりするんで。そのハイボールのシチュエーションとかってどんな風に考えてるのかなとかは思ったりはしますね。
石川:基本的にはどのボールも強く打つことが、僕は点を取れるというか。基本的に上がったボールに対して返すだけっていう発想は持ちたくないので、どのトスに対してもまずは決める。どうやったら決められるかを考えるので、そこからはもう練習するしかないというか。でも、海外の選手とか今の日本のチームを見てても、トスがちょっと難しい体勢だったら返すだけとか、そういった選手も多いので。それだとなんかちょっと物足りないなというか。そこは他の選手よりもどうやったら1点を取れるかっていうことは、考えているのではないかなと思いますね。
御手洗アナ:石川選手のプレーを観ていて、サーブを右手に変えられたのを拝見したんですけど、あれはどういう流れで変えられたんですか?
石川:監督に一回「右手で上げてみたら」って言われて。左手で上げてて安定してる時もあるけど、たまにいいトスを上げられない時もあったので、監督に言われて、右に変えましたね。
御手洗アナ:変えてみていかがでした?
石川:やっぱり利き手なので、右手の方が安定はします。左手ってバレーボールでトスを上げる時しか使わないし、普段の生活でも飲み物を飲んだりとか書いたりとかは全て右なので。やっぱり右の方が繊細だし、感覚も研ぎ澄まされているので、そっちの手でトスを上げるのは細かい調整は効いたりとか、同じトスを常に上げられるのは理に適ってると思う。そうしたトスを上げることによって良いサーブが打てる確率は間違いなく上がっている。 大事な場面とか、ここ1点っていう場面で、別に右手で上げても、左手で上げても僕は同じサーブが打てるんですけど、でも「セットの始めから最後まで常にいいサーブを続けて打て」って言われたら、やっぱり右手であげてた方が常にトスは安定してるので。めちゃくちゃ集中している時じゃなくても割といいサーブが打てるとは思うので、右手の方が。なぜならトスが安定するから。なので、サーブの安定性は増してる気がします。
御手洗アナ:長年ずっと左手で上げてきたものを右で上げて、どうですか。慣れましたか。
石川:違和感は最初はあります。けど、意外と悪くなかったりとか。
髙橋:自分は右手で、左手で上げられなかったタイプなので、左手で上げてるのがすごいなっていう印象でしたし。自分はもう完全に生粋の右利きなんで、右で全部のことをやるんで、だから、まぁ・・・先にその到達地に行ってたなって思います(笑)(一同:笑)