前衛には全盲の選手後衛には弱視の選手が入ることが多く、参加が制限された大会などを除けば、健常者でも後衛やアイマスクを着用し前衛でフロアバレーボールを楽しむことができます。勝利の鍵を握るのはチームワーク。
前衛と後衛のコミュニケーションが重要となります。

盛岡視覚支援学校のフロアバレーボール部は、選手5人、マネージャー1人と人数は少ないながらも先月行われた盲学校や視覚支援学校を対象とした大会の東北地区予選で3連覇を果たし、3年連続の全国大会出場を決めました。

(阿部玲菜キャプテン)
「本来は6人でやる競技なんですけどフロアバレーボール部には5人しかいないので、その中で6人分の行動をするのがすごく難しい」

盛岡視覚支援学校は前衛2人、後衛3人で6人のチームと対等に渡り合います。
そのチームをまとめるのがキャプテンで後衛の阿部玲菜選手です。

(阿部玲菜キャプテン)
「キャプテンで司令塔の役割をしているので、みんなの動きを見たり、相手の指示役の動きを見たりっていうので、的確な指示を出すのが難しいです」

障害で見えにくい角度は他の後衛の選手に指示を任せるなど仲間と協力しながら戦い抜く阿部さんは、仲の良さがチームの強さの秘密と話します。

(阿部玲菜キャプテン)
「チーム競技なので、みんなの心が一つになった時が楽しい」