参院選の投開票日は3連休の中日。旅行など予定を入れている人も多いのではないでしょうか。そうしたなか、需要が高まるのが「期日前投票」です。インターネットで検索したところ、関連ワードに「持ち物」や「ハガキなし」などがあがりました。ということで、「期日前投票」のやり方など、素朴なギモンを調べました。

「期日前投票」を解説 実は手ぶらでも投票できる!

井上貴博キャスター:
「期日前投票」は2003年に導入されました。

【期日前投票】
対象者:投票当日に用事などがある人
期間:公示日の翌日から投票日の前日(今回の参院選では7月4日~19日)
時間:(原則)午前8時半~午後8時まで

期日前投票所については、2022年の参議院選挙では6169か所だったのが、今回(2025年の参院選)は6905か所に増えています。

期日前投票所が設置されている意外なところはショッピングモール以外にもあります。

愛知・稲沢市では9日に“1日限定”でボウリング場に投票所が設置され、471人が投票したそうです。このボーリング場は、世界最大のボーリング場としてギネス世界記録認定されています。こうした巨大なレジャー施設に投票所を設置することで、若い世代にも投票して欲しいということなんです。

青森市では、18日に“1日限定”でバスを「移動式投票所」として利用し、市内の高校をめぐるということで、18歳から選挙権をしっかりと行使していきましょうということで、そのあたりにリーチできるのかもしれません。

そして期日前投票に必要なものについてです。

【期日前投票所 何が必要?】(東京都選挙管理員会によると)

▼必要
自宅に届く
・投票所入場券
・宣誓書(投票所でも用意)

▼不要
・免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類

ただし必要なものをすべて忘れてしまっても、投票はできます。

東京都選挙管理委員会によると、極論なにも持たずに来ていただいて構いませんということでした。ただ本人確認で少し時間を取らせてしまうことがあるので、基本は持ってきてほしいということでした。

ここで空き情報配信サービス「VACAN(バカン)」というアプリを紹介します。

もともとはトイレの混雑状況を可視化するサービスとして開始され、2021年の市長選で投票所への導入が始まりました。

参院選でも東京の目黒区や板橋区、神奈川の横浜市など40の自治体が導入しています。

今「空いています」や「時間外です」などの情報をワンタッチで見ることができ、大変便利かと思います。