山口県内の感染症状況が発表され、乳幼児を中心に感染するヘルパンギーナの感染者は286人でした。高い水準にあることから、山口県は「流行発生警報」を発令し対策を呼びかけています。
県健康増進課によりますと、7月6日までの1週間に県内で確認されたヘルパンギーナの感染者は286人でした。
ヘルパンギーナは乳幼児を中心に主に夏に流行する感染症で、発熱やのどの痛み、水ほうといった症状が出ます。飛まつや接触などウイルスによって感染し、発病を防ぐワクチンや薬はありません。
管轄する保健所別では宇部で89人、周南で69人、下関で43人などとなりました。
県は7月2日、県内全域に「ヘルパンギーナ流行発生警報」を発令し、手洗いやうがいといった感染対策を呼びかけています。
また、百日ぜきの感染者は速報値で96人で、高止まりの状況です。今年の累計は927人で過去最多を更新しています。