共産・新 坂本洋史候補(54)

「教育にかかる予算、家庭の負担というのは非常に重くて。例えば大学の学費というのは、日本ではですね100万とかですね、年間でね、かかってしまうという現状があると思うんですね。世界、先進国では大学の学費っていうのは無償に、ほぼ無償という状態ですし、大学の学費どころかですね、返済不要の奨学金が支給されるというような充実した制度になっているんですね。

やはり日本の将来を支える若い人たちを育て上げるというのは国家の役目として、大学・高等教育の無償化というのは世界の条約でもね日本も認めてるわけで。これを実行していくということで、こうした教育費の負担を減らすと。それから返済不要の奨学金をさらに拡充したり、また奨学金の返済に困ってる若い人たちも多いんですけれども、そういった方々の返済をですね、半額免除にしようということもあわせて訴えています。

子育て支援ということになりますと、家庭の中でお父さんお母さんがどうやって子どもたちを育てるかということで、役割分担などもあると思うんですが。特に今まだですね、女性中心の子育てになっていると。家事育児はですね。そういうことをやっぱり切り替えていかなきゃいけないので。男性の方々もですね、そういう家事育児にしっかり時間をとれるような意識改革も必要だと思うんですね。ただそういうことを進めていく上でも、働き方そのものをですね抜本的に改めないと、この男性中心のですね、仕事の現場があって、長時間労働、あるいは残業という、あるいは休日出勤という、あるいは単身赴任というね、そういう大変な労働環境を放置しておいては、男性の皆さんがご家庭で女性と一緒に子育てするということにはなかなかならないと思うんですね。そういう意味では、しっかりと労働環境を改善する。

それから、女性が低賃金で短時間の労働をせざるを得ない、女性がそういう条件だからまた家庭で子育てというふうな循環になっているので、女性もこのフルタイムで働いてしっかりとした賃金を得られるようにすると。

同時に労働時間を短縮して休みも増やすということが、そういった子育てを支援していく大きな柱になるのではないかというふうに思います。

また今、学校給食の無償化ということも、今私たちも主張しておりますので、こういった面からも負担を減らすようにできたらいいのではないかと思います」