ことしはどうなる? 対策1つめは“早めの収穫”
損害額約300万円という大打撃に。それが、ことしも起きるのでは…という心配が。
(猪飼さん)
Q:例年よりも早い梅雨明けになっているが、心配は?
「梨は開花の時期が4月上旬。桜の1週間くらい後なんですが、そこから実になって収穫までの時間が長い品種。特に秋くらいにとれる品種が高温障害が出やすい」

農園「甘水園」の梨は大きくて甘いと人気で、7月初めの予約日には100台以上の車が列を作り既に完売していますが…
人気の品種「あきづき」と「新高」は、ともに収穫が秋頃。暑さの影響が特に心配ですが…。

(猪飼さん)
「対策は考えているんですが、これといった対策はない」
そこで考えた苦肉の策は。
(大石)「これは?」
(猪飼幸宏さん)「“エスレル”という薬ですね。成長促進剤です。この薬を散布して早めにとってしまおう。薬をまくと5日から1週間くらい収穫が早くなる」
(大石)「暑さにさらされる期間を短くするということですね」

あきづきは早く成長させて収穫する作戦。また、新高は…