期待膨らむ「パイプライン出口」の街
トランプ政権も、“2031年にもLNGの生産開始”という強気のスケジュールを描き、アラスカではプロジェクトへの期待が高まっている。

LNGパイプラインの「出口」となる予定のアラスカ南部の街・ニキスキでは、海岸沿いに天然ガス液化施設と海上桟橋の建設が予定されている。
その海岸からはかつて、日本向けの天然ガスが輸出されており、日本への輸出が再開すれば地域の経済に大きな追い風となる。

自身もかつて石油会社の社員として日本への輸出に携わっていたというピーター・ミキチ市長は、「かつてのような日本との商業と友好関係を取り戻し、双方に安定をもたらしたい」と期待を口にする。