暑い屋外での作業で心配されるのが、熱中症です。6月からは職場での熱中症対策が法律で義務化されました。

長野市北石堂町のマンション建設現場。建物の基礎部分をつくる作業が進められています。
現場責任者 北野建設 武田誠信さん:「一日中、炎天下の中での作業になりますので、特にこういった敷鉄板の上ですと、気温が35度でも体感温度というか、空気中の(身体に)近い温度は42度に上がったりするんです。なので、本当に暑い中での作業になります」

日陰がほとんどなく、風も抜けにくい現場。
熱中症対策の指標とされているのが「WBGT値」。気温、湿度、ふく射熱を考慮して算出される「暑さ指数」です。

北野建設 武田誠信さん:「こちらに表示していまして、右側にWBGT値と作業の目安、何分に1回休憩をとりましょうという値を表示しています。あとは職員の方でこれを基準に、皆さんに声掛けしたりということで周知しています」(今日でいうと31度?)「最高で31度予想なので、主に外部でする作業が今は中心なんですが31度になっていれば空調(機能のある)服を着なければ作業はできません、というような指導を行ってます。小さい扇風機がついているような感じ。外の空気を服の中に入れて首から抜けるような作りになっている。(だいぶ違う?)そうですね。やっぱり風の動きがあるとかいた汗が蒸発するので体温が下がるというような仕組みで着ているととだいぶ涼しいです」
WBGT値は現場の一角にある器械で測定し、定期的に注意喚起のアナウンスも流れます。