きのう3日、噴煙が5000メートルまであがった新燃岳は、先月27日から始まった連続噴火がきょう4日も続いています。

噴火が続く新燃岳はきのう7年ぶりに噴煙が5000メートルまであがり、4日は午後5時前に3300メートル以上あがりました。

気象台によりますと、火口部分は確認できないものの、「火口からのぼる噴煙の幅が広がっているようにみえる」ということです。火口から8キロの温泉街では道路に灰が溜まり、ロードスイーパーと散水車あわせて10台が清掃にあたりました。

(姶良市から)「いつまで続くんですかね。やっかいです」

(宮崎・えびの市から)「車は真っ黒になって、洗車しないと動けないくらいでびっくりした」

高千穂河原では午後から灰交じりの雨が降り、もともとは白色の車が火山灰で真っ黒に。火口から25キロ離れた霧島市隼人町の自動車販売店の車にも灰が積もっていました。

(整備士)「(新燃岳の灰は)質が全然違う、これは粒子のよう。鹿児島の(桜島は)ざらざら。」

火山灰の影響で鹿児島空港では午後5時半までに54便が欠航しています。

(東京へ)
「あまりないこと。びくびくしている」

「ずっともやがかかっているようで、早く収まってほしい」

新燃岳からおよそ50キロ離れた鹿児島市内でも…

(記者)「車には新燃岳のものと思われる灰が積もり、白くなっています」

新燃岳の噴火警戒レベルは、3の入山規制が継続中で、灰はこのあと南東方向に流れると予想されています。