鹿児島県の十島村では、きのう3日震度6弱を観測するなど地震が続いています。島にいた76人にけがはありませんでしたが、村は昨夜のうちに希望者を島の外に避難させることを決めました。
島外に避難を希望した13人を乗せたフェリーは、先ほど午後6時ごろ鹿児島港に到着しました。避難した人たちは、スーツケースなど大きな荷物を抱えて船をおりました。
到着した住民のひとりは、「地震がずっと起きていたので不安でしたが、まずは安心です。これでゆっくり眠れますが、島が心配です。島に残っている人たちのことを考えると、早く地震が収まってほしいです。」と話していました。
島外避難したのは小中学生6人と、0歳から80歳の7人です。13人のうち5人は鹿児島市内のホテルに、残る8人は親族などの家に身を寄せるということです。
十島村では追加の避難希望者を午後5時まで受け付けていて、これまでに2人が避難の意向を示しているということです。
トカラ列島近海を震源地とする地震はきょうも続いていて、先月21日からきょう午後3時までに1198回観測されています。