きのう3日、噴煙が5000メートルまであがった新燃岳は、きょう4日も噴火が続いています。降灰は、鹿児島、宮崎、熊本で予想されていて、気象台の降灰予報は画像で掲載しています。
霧島連山の新燃岳は先月27日の噴火が継続中で、きのう3日は7年ぶりに噴煙が5000メートルまであがりました。
3日午後9時から4日にかけても、最大1900メートルの噴煙が確認されています。
気象台によりますと、地下のマグマの動きを示す火山性微動が、おととい2日ごろから続いています。
火口部分は確認できないものの、4日時点で、「火口からのぼる噴煙の幅が広がっているようにみられる」ということです。
新燃岳の噴火警戒レベルは、3の入山規制が継続中で、霧島市と小林市で多量の灰が予想されています。
また、航空各社によりますと鹿児島空港を発着する便は、東京や大阪、それに離島便など午前8時までに21便が欠航しています。
【降灰予報(詳細)】
火口から西方向に火山灰が流され、4日午後2時までに小林市、霧島市では多量の降灰があり、降灰は鹿児島県薩摩川内市まで予想されます。降灰予報は画像で掲載しています。
4日午前3時から4日午後2時までに予想される降灰量は各市町村の多いところで次のとおりです。
多量 宮崎県 :小林市 鹿児島県:霧島市
少量 宮崎県 :都城市、えびの市、高原町
鹿児島県:曽於市、姶良市、さつま町、湧水町、薩摩川内市、伊佐市、鹿児島市、出水市
熊本県 :人吉市、錦町、球磨村、あさぎり町
多量の降灰が予想される範囲内では、不要な外出や車の運転を控えてください。 やや多量の降灰が予想される範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、徐行運転を心掛けてください。気象台の降灰予報は画像で掲載しています。