鹿児島県十島村の悪石島で、3日夕方、震度6弱の地震を観測しました。
十島村は、一部の島民を島の外へ避難させることを明らかにしました。

3日午後4時13分頃、トカラ列島近海を震源地とする地震がありました。
震源の深さは、およそ20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、5.5と推定されています。

この地震で、十島村の悪石島で震度6弱を観測しました。この地震を受けて、鹿児島県は、災害対策本部を設置し、午後8時から、会議を開きました。

この会議の中で、オンラインで出席した十島村の久保源一郎村長は、悪石島で暮らす島民の一部を、島の外へ避難させることを明らかにしました。
避難するのは、島外から留学してきている5人を含む小中学生6人と、0歳から80歳までの7人の合わせて13人です。
13人は、4日午前7時過ぎに悪石島に到着する定期船で、鹿児島市へ向かうということです。
また塩田知事は、会議の中で、今回の地震で災害救助法を適用したと発表しました。
適用されると、避難等にかかる費用の一部、または全部を国が負担します。