物価高に、復興、政治とカネの問題など、課題が山積する中、参議院選挙が3日、公示されました。福島県内でも各候補が舌戦を繰り広げ、17日間の選挙戦に入りました。定数1の福島県選挙区には、現職と新人あわせて5人が立候補しました。各候補は、届け出を済ませた後、さっそく街頭に立ち、第一声をあげました。

参政・新・会社役員・大山里幸子候補
「私たち参政党が訴えているのは、税と社会保険料を足した国民負担率を35%まで下げ、それを上限にして、私たちが使えるお金を増やす現実的な減税政策を掲げている。まずはこの経済政策によって私たちが使えるお金を増やし、経済を回せば税収も上がるでしょう」
諸派・新・政治団体「NHK党」・越智寛之候補
「NHK党がなくなってしまうと、今後NHKが受信料をさらに徴収する勢いを増すということも考えられますし、今後はネットの方でも受信料を取ることが加速するというふうに私は信じております」
自民・現・元法務大臣・森雅子候補
「福島を守る。福島のみなさんの暮らしを守る。仕事を守る。そして国を守る。この旗を掲げて、これまでも全力で働いてまいりました。福島は日本全国の課題先進地域なんです。つまり、それこそ福島の復興なくして日本の再生なし。福島の復興こそ日本を再生させるそのものなんです」
立憲・新・元衆議院議員・石原洋三郎候補
「政治が国民の皆様方の生活、暮らしに寄り添いながら暮らしに明かりを灯し続ける。そのことが極めて重大な状況となっております。そして、様々な課題、こういった物価高に対する課題も含めて、やはり国民の皆様方の寄り添う政治を実現していくことが求められます」
無・新・元県職員・遠藤雄大候補
「福島県職員として勤務していましたが、ここ最近の例えば農業政策であったりとか、そういったものに関して僕自身ちょっと不満じゃないですけど、変えていきたいなと思う部分があります」
2日現在、福島県内の有権者数は152万752人で、3年前に行われた前回の参院選当日と比べ、およそ4万4000人少なくなりました。
福島県選挙区では、物価高騰に対する経済対策や政治とカネの問題、震災と原発事故からの復興などが争点となる見通しです。また、衆議院で少数与党となった自民・公明両党が、参議院で過半数を維持できるかも焦点です。参議院選挙の投票は、7月20日で即日開票されます。