どのようにコメ農家の収入・生活を支えていくか
(大石)
一方で今、主食米以外で言うと小麦や大豆に転作する方もいらっしゃいます。転作奨励金をコメ農家の方の生活保障に充てていくということも今後考えますか。
(小泉大臣)
どのようにコメ農家さんの収入・生活を支えていくかというのは与野党からもいろんな提案がある。今、決まっている政治のスケジュールから言うと、令和9年度以降の水田政策を大きく転換していこうと考えています。どのようにコメ農家さんの経営を支えていくのかっていうことはフラットに何かに今限定せずに議論をしなければいけないと思っています。ご指摘のような収入を支えていくあり方、私は今ある保険の収入保険というものも、改善が必要ならしなければないと思いますし、直接支払いという形で農家の方に直接支援をする形も、どのように見直すべきか。野党も所得補償も含めて話がありますし、総理もこれから規模拡大とか生産性を高める、この部分については一定の支え方っていうのは必要なんじゃないかという思いを持たれていますので、そこをよく考えていきたいと思います。
(大石)
多くのコメ農家が売り先として頼っているJAの在り方について変えた方が良い所は?
(小泉大臣)
コメで言うと農家の皆さんが売り先をちゃんと選べる、競争条件の整備は大事だと思います。地域によっては既にそういう状況になっている地域もある。例えば、どこにコメを売ろうかなという時に農協に売ろうかな、それとも他に売ろうかな、私は農家さんが選ぶことが大事だと思います。農家さんの手取りを上げるには。こういった状況の中で、農協の皆さんが一時金を支払って、その一時金でやっている状況が基本という今の形(概算金)から、これを基本は買い取りに、こういった方向に行くべきではないか、この思いを持っている理由は、農家さんの競争力と交渉力を上げた方がいいということ。