毎年開かれるミシンの全国大会では、優秀賞をとるほどの高い技術を持つ奏さんですが、今年はリメイク作品部門で挑戦します。材料に選んだのは、ひいおばあちゃんが残してくれた屋根裏に眠る大量の反物。肌触りを確認した弟も「肌に優しい」と嬉しそうです。

誰かにとっての「あったらいいな」をかなえるのが奏さん流。感覚過敏で着られる服が少ない弟のため、肌触りの良い着物の生地を用いて本人が好きな魚をモチーフにした上下セットの服を考えました。
奏さん
「実用的なものを作りたいというのが自分の想いの中にあって、じゃぁ感覚過敏でも着られるものを作ろうと思って。」

ミシンが得意な奏さんには、別の一面がありました。