参議院選挙が3日公示され、山口県選挙区に5人が立候補しました。自民党の現職北村経夫候補(70)は山口市で、支援者ら約1200人を前に、第一声を上げました。北村候補の第一声は次の通りです。

北村経夫候補 第一声全文

おはようございます。暑い中このようにたくさんの方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。先ほどは多くの方々から激励の言葉を頂戴いたしました。心より感謝申し上げます。

いよいよこのときがやってまいりました。12年前の夏、私は新聞記者から政治の道に挑戦し、日々邁進してまいりました。しかし、この間、日本を取り巻く環境は激変いたしました。

国内にあっては、物価高騰、米問題、人口減少などが私たちの日々の暮らしを直撃しております。国際情勢では、トランプ関税、中東情勢の悪化で経済と軍事が一体となって日本に襲いかかっております。

停戦状態が続いておりますけれども、イスラエルの対応次第では、イランがホルムズ海峡を封鎖しかねない。仮にそのような事態になったら、日本経済への打撃は計り知れないわけであります。

こうした中で、政治の責任とは何か。それは、人々の不安を取り除き、平和な暮らしをつくり出す、そういうことであります。

今日本にはさまざまな危機があります。そして、国民の皆さまが不安を抱えております。それを取り除いていくのが政治の責任であります。それには、自公のような安定した政権が不可欠であります。

選挙戦では、さまざまな言葉が飛び交うと思います。そしてためにする批判も出てくるでしょう。しかし、どんなときでも、希望が持てる未来、その政策を示すのが政治であります。

今回の選挙、政権選択する選挙とも言われております。しかし、本当の争点は、この国を動かしていくかどうか。その1点にあろうかというふうに思います。

皆さま、民主党政権を思い出していただきたい。あのとき政策は全く進まなかった。それよりも後退をさせてしまった。この山口を託すのは誰か、誰に日本を託すのか。いろいろ批判するばかりそして否定するばかり。目先のことばかり言う野党にこの国を任せられるでしょうか?

今、日本に必要なのは、目の前の暮らしと日本の将来、この二つを見据えて、一つ一つ実行していく、その力でございます。この国を動かしていく、危機の時代に動かしていけるのは、自由民主党において他ありません。

私はこれまで、守るべきは断固として守る、そして変えるべきは柔軟に変える。その信条をもとに政治活動を続けて参りました。そして今回の選挙、三つの政策を訴えたいと思います。

一つは、強い経済の実現と、暮らしの安定、二つ目は国益を守る外交安全保障、三つ目は、この未来を担える人材育成。この3本柱を軸に、断固としてこの国を、山口を守る、そして豊かな未来を育てる、このことを訴えてまいりたいと思います。

不安な状況にあって、日本の進むべき道を示してきたのが、長州藩以来の山口の伝統であります。私は、山口から日本を変えていく、つくり直していく、そのことが私の役割だというふうに思っております。

12年前の初心を思い出し、再び難局に挑戦いたします。この国を守る。山口を守る。未来を育てる。山口から日本をつくり変える。そのことを皆さまにお誓いし、最後の最後まで全力で戦い抜くことをお誓いいたします。

どうか皆さまの力強いご支援をよろしくお願い申し上げて、私の決意表明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。きょうは本当にありがとうございました。

参議院選挙・山口選挙区には、次の5人が立候補しています。

▽自民・現 北村経夫候補
▽参政・新 山﨑珠江候補
▽N党・新 奥野信治候補
▽無・新 戸倉多香子候補
▽国民・新 関谷拓馬候補