7月1日に開かれた政府の中央防災会議で、南海トラフ地震の防災対策推進地域に、長野県の塩尻市と王滝村が新たに追加されました。

南海トラフ地震の「防災対策推進地域」は、震度6弱以上の激しい揺れなどによって著しい災害が生じるおそれがあるとされる地域で、全国ではこれまで707市町村が、このうち長野県内では中部や南部の34市町村が指定されていました。

塩尻市も震度6弱想定で「防災対策推進地域」に


1日に開かれた中央防災会議で、政府は最新の被害想定に基づいて防災の「基本計画」をおよそ11年ぶりに改訂し、新たに塩尻市と王滝村を含む6つの県の16市町村を「防災対策推進地域」に追加しました。


新たな基本計画では今後10年間の減災目標として、最悪の場合に想定される死者およそ29万8000人をおおむね8割減らし、全壊・焼失する建物をおよそ235万棟からおおむね5割減らすとしています。