松本市は、職員に対する理不尽な迷惑行為=「カスタマーハラスメント」を防止するための条例を今年度中に制定する方針です。

これは松本市の臥雲市長が会見で明らかにしたものです。

市は弁護士や有識者、職員組合の代表など6人による検討委員会を7月スタートさせて、不当な要求の定義やカスハラ防止に向けた体制、統一的な対応方法などについて検討します。

市の調査では職員の55%が過去2年間にカスハラを体験し、今年4月から新設したカスハラ対策室では、長時間の居座りや暴言などに対し、すでに10件の対応を行ったということです。

カスハラ条例の制定は県内の自治体では初めてとみられ、来年2月の議会に議案を提出し、来年度からの施行を目指します。