愛媛県松山市内の住宅で、台湾マフィアの男らと共謀し、覚醒剤を密造した罪に問われている女の初公判が開かれ、女は起訴内容を一部否認ました。

覚醒剤取締法違反の罪に問われているのは、松山市桑原の無職石崎昌代被告63歳です。

起訴状などによりますと、石崎被告はおととし5月、松山市浅海原の住宅で、台湾マフィアの男らと共謀し、覚醒剤およそ103グラムを密造したということです。

松山地裁で開かれた1日の初公判で、石崎被告は、覚せい剤の製造に関与したとこは認めた上で、「共犯者から指示され手伝っただけ」と起訴内容を一部否認、弁護士も、ほう助罪に留まると主張しました。

続いて行われた冒頭陳述で、検察側は、石崎被告が製造場所や薬品を準備するなど、積極的で主体的に関与し、中心的な役割を果していたしていたと主張しました。

一方、弁護側は、検察側の主張について争わないとした上で、改めて「共犯者から指示され手伝ったにすぎない」などと主張しました。