鹿児島市の子ども食堂に、ホテルのシェフがサプライズで登場し、料理の腕をふるいました。

鹿児島市宮之浦町にある子ども食堂「宮っ子」は、地域住民らの手により毎月1回開かれています、毎回、約150人が参加する人気の子ども食堂です。

先月21日「宮っ子」の活動に参加したのは、鹿児島サンロイヤルホテルの天川伸也料理長です。

鹿児島市の旧5町の食材を生かした事業に取り組んだのが縁で、地域の子どもたちに美味しい料理を届けたいと初めて参加しました。

白いコック服姿の天川料理長は、子ども食堂のスタッフと一緒にハヤシライスなどを作り、約200人の子どもや地域の人たちが味わいました。子どもたちは、「おいしい」「シェフの帽子を初めて見た」「また来てほしいです」と喜んでいました。

食材は、地元の農家やJA、企業が提供したものが使われました。

天川料理長は、「子ども食堂を運営している皆さんと一緒に調理する中で、料理の楽しさと、食が人をつなぐ力を、初心にかえって実感できました。子ども食堂をやってみたいという夢がかないました。機会があればまたやってみたいです。」と話していました。

子ども食堂「宮っ子」代表の窪三智子さんは「地域のため、子どものために何かしたいと思ってくれている人がたくさんいることに感謝したい」と話していました。