霧島山の新燃岳では、おととい27日に発生した噴火が現在も続いています。

気象台によりますと、新燃岳は27日午前10時25分に噴火し、48時間以上経った現在も連続して噴火が続いています。28日午後5時23分には噴煙が火口から1600メートルの高さまで上がりました。

また、火山性地震は今月24日の845回をピークに、25日は343回、26日は320回、27日は161回、28日は61回、きょう29日は正午までに9回観測されました。

減少傾向ではあるものの多い状態は続いていて、地下のマグマの移動などを示す火山性微動も継続していることから、引き続き注意が必要です。

あす30日午前6時までは鹿児島県内で霧島市や伊佐市、湧水町、さつま町で降灰が予想されています。

気象台は、降灰が予想される地域では傘やマスクなどで対策して、車を運転する時は徐行運転するよう呼びかけています。

新燃岳は噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続中で、気象台は火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に、おおむね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。