落石のため6月2日から通行止めとなっている日本の滝100選にも選定されている須坂市の米子大瀑布に通じる林道が、7月1日から通行できるようになります。

通行止めになっているのは、須坂市街地から米子大瀑布の麓にある駐車場に通じる「林道米子不動線」で、6月2日に、駐車場から2キロほど市街地側に下った場所で、落石が見つかったことから通行止めになっています。

市では、当面の措置として6月30日までの通行止めを決め、この間に、落石があった斜面に高さ20メートル、幅15メートルほどの落石防止ネットを張ったほか、落石があっても道路に石が散乱しないように林道の山側の脇に土のうを積む工事を行いました。

提供:須坂市




落石があった当時の現場 提供:須坂市


市では、工事の完了に加え、落石も収まっていることから、28日以降に大雨などがない限り予定通り30日で規制を解除し、7月1日の午前10時から通行を可能にするとしています。

米子大瀑布は、落差89メートルの不動滝と、落差82メートルの権現滝の2つの滝の総称で、日本の滝100選に選ばれているほか、「米子瀑布群」として国の名勝に指定されています。