管理職に求められるスキルは「裏表ないこと」「サポートが大事」

小川キャスター:
一般的に管理職に求められるスキルは、▼リーダーシップ、▼部下の指導・評価、▼危機管理能力、▼信頼される人間性だと言われます。

もし会社勤めであったら、管理職になりたいと思われますか。

トラウデン直美さん:
お声がかかればチャレンジしたいと思うかもしれませんが、今のを見ると、「私にできるかな」って自信がなくなる感じもわかります。

同世代が3~4年目ですが、やっぱり転職している方も多いです。だから、次の仕事や他のところに移ることを想定して、「責任のある立場になると辞めづらいかも」という考えもあるのかもしれません。

小川キャスター:
確かに管理職になると、「会社のために何かをしなければ」というタスクも増えてきます。昭和・平成と比べ、会社への帰属意識そのものが薄れている令和においては、管理職が遠い存在になっていくのかもしれないですね。

家本さん:
管理職になる人たちも、自分たちが初めて管理職になったとき、どうしたらいいかわからない。それを誰に相談したらいいのか。

今までは先輩もいたかもしれないけど、その先輩ももっと(役職が)偉くなって忙しくなっている、というようなこともある。だから、やっぱり誰かがそこをフォローし、サポートしてあげることが大事だと思います。

トラウデンさん:
終わりが見えない中で管理職になる、というのも勇気がいるような気がして。前段階のプロジェクトリーダーなど、もっとリーダー経験をたくさんやってからであれば、もう少し自信がつくかなと思います。

藤森キャスター:
いきなり始まってしまう感じですからね。管理職に重要なスキルは何だと思いますか。

家本さん:
やはり周りからどれだけ「信頼されるか」は、リーダーになっていく上で重要だと思います。

もちろん能力の面で必要な部分もあるんですけど、裏表がないこと。例えば上の人間には良い顔していても、部下には良くしないとか。やはり見抜かれてしまいます。オープンであることや、なぜこれをして欲しいのかなど、自分の思いをはっきり伝えることが、大事だと思います。